相思華(サンチョ)
日本では、彼岸花の茎に毒があるため
彼岸花を食べると死(彼岸)ぬと言うことで
彼岸花という名前がついたという説もあります。
彼岸花は、別名が多く、死人花(しびとばな)、
地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、
剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、
と呼ばれることがあります。
日本では不吉な花として
忌み嫌われているイメージがあります。
そう言えば、小さい頃
彼岸花を触ってはいけないと
注意されたことがあります。
私には、墓場に咲く暗いイメージしかありませんでした。
しかし、韓国ではこのイメージが逆転します。
彼岸花は、花が咲いているときは葉がありません。
花が落ちてから、葉が伸びます。
葉がついたまま冬を越し、春先に枯れます。
花と葉が同時に出ることはないから
葉は花を思い、花は葉を思うということで
相思華(サンチョ)というそうです。
日本でも別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)といい
「天上の花」と言う意味も持っています。
学名のLycoris(リコリス)とは、
ギリシャ神話の海の女神、リコリスの名前からきています。
同じ花を見ても国によって感じ方が違うものですね。
私は相思華(サンチョ)という名前を知って
彼岸花が好きになりました。
殺風景な墓場や、田んぼのあぜ道に咲く
彼岸花の赤色は艶やかに写ります。
暖夏でも冷夏でも
決まって秋の彼岸頃に咲くのは、
温度によって開花するのではなく
日照時間で開花するからです。
昼と夜の長さが同じときに咲く花は
まるで、彼岸(あの世)に咲いている花が
この時期だけ、此岸(この世)に咲き出すと思えば
それはそれで、「彼岸花」も悪くはないですね。
ちなみに彼岸花の花言葉は、
「悲しい思い出」
「想うはあなた一人」
「また会う日を楽しみに」です。


