伝貰(チョンセ)
日本でアパートを借りる場合は、
通常、家賃の1ヶ月分に相当する
敷金と保証金を前払いし、
さらに家主に対しての礼金を
1ヶ月〜2ヶ月分支払います。
礼金はもともと、地方から大都会に
一人できた単身赴任、学生等の保護のために、
上京した人の親戚が
東京の下宿などの大家に払ったお金でしてた。
上京する人は、大都会に他に知り合いがなく
いざというとき、大家さんに面倒を見てもらえるように
前もっての感謝の意味でお金を払いました。
その「お礼」の感謝から、
礼金と呼ばれるようになったそうです。
そしてこの礼金は帰ってきません。
これはアメリカや韓国社会にはないシステムです。
韓国では、入居時に家主に対して
一定額の保証金を預ける
伝貰(チョンセ)というシステムがあります。
この伝貰(チョンセ)金は
部屋を出て行く時には
そっくりそのまま返還されます。
韓国独特の制度、伝貰(チョンセ)とは、
借り手が入居時に一括払いで多額の入居金を家主に預け、
家主はその資金を投資して収益を得るというシステムです。
家主は、伝貰(チョンセ)金を
次の投資用住宅資金に回したり、利息で収益を得ます。
一般的な伝貰(チョンセ)の額は、
その時の住宅売買価格のなんと5〜8割にも相当します。
借り手は最初に家主に多額のチョンセ金を預ける代わりに
家賃はなく保証人も不要です。
しかし、実際には、
多くの家主は投資を失敗して
次の借り手から預かったチョンセ金で
返済する場合が多いようです。
ですから、次の入居人が現れないと
チョンセ金を返してくれません。
なお、月払い家賃の月貰(オルセ)もありますが、
これは学生用など小規模な借家に多いです。
最近は、銀行の利息が
12%から4%ぐらいに落ちたために、
チョンセとオルセを併用するケースもあります。


