スキンシップ
先回、韓国では目上の人に対しての礼儀が
厳しいことを書きましたが
だからといって
日本人のように、黙っているわけではありません。
韓国社会では
自分の考えははっきりと伝えることに
プラスの価値が置いています。
そのため、韓国人は日本人に比べ、
たとえ相手が目上でも、
実にオープンに自分の感想や感情を言葉にします。
たとえば韓国では、学生が先生に、
「先生、顔色が悪いですよ」「疲れてみえます」
と正面きって言うことも珍しくありません。
日本の場合、目上に対するこのような発言は、
相手の領域に侵入することになり、
失礼な行為と取られてしまいます。
韓国では、上下関係に大きな差でもない限り、
こうした率直な発言は失礼にあたりません。
むしろ相手への積極的な関心が
親しみを表すことにつながります。
特に韓国へ行って、驚いたのは
スキンシップの多いことです。
女性でも男性でも、日本人に比べて
スキンシップが多いように感じます。
関西人がよく、相手の肩をたたいたりしますが
それのもっとエスカレートした感じです。
私は関西人なので、この感覚は少しはわかります。
女性どうしなら手をつないで歩くのはあたり前、
男性どうしでも肩を組みながら歩いたりします。
出会いや別れのあいさつ、そして会話の最中に、
互いに手を取り相手の腕に触れ、
さらには肩に手を回すなど
かなり頻繁に相手の身体に触れる
スキンシップを行います。
また、たとえ年齢差があっても、
上司が部下の肩を軽く叩いたり、
先生が学生の頭を撫でることもあります。
日本ではセクハラにとられるようなことも
平気で行います。
しかし、いやらしさがありません。
また、日本では、
父親とその中学生の息子が手をつないだり
母親と大きくなった息子が手をつなぐ姿は
あまり見かけられません。
しかし、韓国ではこうした光景は当たり前で
父親が愛情表現として
息子の頭を撫でるのとそう変わらない行為のようです。
韓国ドラマの食事のシーンでも、よく見かけますが
母親が、焼肉をサンチェ(葉っぱ)で包み
そのまま、息子の口に入れてあげることも珍しくありません。
また、お姉さんが弟に対して同じようことをします。
それはマザコンでも、シスコンでもありません。


