腸捻転(ちょうねんてん)飲み
韓国の作法や礼儀には
日本と異なる点が多くあります。
このへんは比較したら面白いところです。
韓国では、特に
目上の面前での振舞いに気をつかいます。
目上から何か受け取ったり
何か渡したりする場合は、
片手だけを使うことは失礼になるので
必ず両手を使います。
私の場合は、
両手で渡すことが照れくさいので
左の手を右ひじや右手にあてて
右手で物を渡したり、受け取ったりしています。
握手の場合も、なるべく両手で
握手した手を包むようにしますが
年長者の場合は気兼ねして
左手を右手に添えるようにしています。
このようにすると
あくまでも両手を使っていますという
意思表示になるそうです。
便利なので使ってみたらいいですよ。
食事のときは、
年長者が箸(はし)を取るまでは
年少者は箸(はし)を取ってはいけません。
また、年長者がいるところで、乾杯する場合は、
目上の面前で堂々とお酒を飲むことは
失礼になりますので、
体を横に向けたり、斜め後ろに捻(ひね)って
飲まないといけません。
この飲み方を、腸をひねって飲むので
「腸捻転(ちょうねんてん)飲み」
と呼ばれています。
たばこも年長者の前では吸えません。
特に、女性が公の場で吸うことを
嫌がっている傾向にあります。
ですから女子トイレは
女性の喫煙室になっています。
職場や学校で、年長者が来れば、
座っていたなら、急いで立ち上がり
たばこを吸っていたなら、すぐに消して、
携帯電話で話し中でも、いったん中断し
両手を前にして、きちんと一礼します。


