ラブ・レター~パイランより~ |チェ・ミンシク
ラブ・レター~パイランより~
出演:チェ・ミンシク /セシリア・チャン /ソン・ビョンホ /コン・ヒョンジン
バンダイビジュアル
発売日 2003-11-28
中井貴一主演で日本でも映画化された浅田次郎の短編小説「ラブ・レター」を、舞台を韓国に移して映画化。主演は『シュリ』で日本でも知名度の高いチェ・ミンシク。
うだつの上がらないチンピラのイ・ガンジェ(チェ・ミンシク)のもとに、妻が死んだという訃報が。結婚した覚えのないガンジェだったが、その女性は金のために偽装結婚した書類上の妻パイラン(セシリア・チャン)だった。パイランの顔も思い出せないガンジェだったが、遺体を引き取りに彼女が暮らした街へと赴く。そこにはパイランがしたためたガンジェ宛ての手紙が遺されていた。
一度しか会ったことのない女性の生きてきた日々をたどるうち、想いがあふれ出る“出会わないラブストーリー”。この原作の設定を最大限に生かし、チェ・ミンシク、セシリア・チャンが見事な演技で涙なくしては見られない傑作に仕上げた。監督のソン・ヘソンは本作で青龍映画賞監督賞を受賞している。(茂木直美)
至高の大傑作。 2003-12-01
浅田次郎原作『鉄道員』の中に短編として収められていて、「鉄道員より泣ける」と世間に言わしめた『ラブ・レター』の韓国リメイク作品。もはや星の数をどれだけ使っても想いを表す事の出来ない、俺の中での本年度最高傑作。…といっても‘泣ける映画’という範疇の中でではあるが。物語はどちらかというと地味である。未成年にAVを売って逮捕されて、釈放後も(年齢が下の)上司にこき使われている冴えないヤクザの元に、ある日とある通達がくる。「奥さんのパイランさんが亡くなりました。」……奥さん?…パイラン?…誰それ?俺、嫁さんなんていないし。………あれ?そういえば思い当たる節があるぞ……。そう、彼は一時の金欲しさのために、戸籍を貸した事−つまり偽装結婚をした事−があったのだった…。これは一人の不甲斐ない男が一人の女性から「愛される」という事を知るまでの物語である。その間に男は一回りも二回りも成長して…ラストに至る。ラストに主人公チェ・ミンシクが本当に変わった瞬間の演技は必見。この映画を観ている時誰しもが「哀れみを覚えつつ悦びに浸る」という至高の映画体験をするだろう。そんなこと、ホントに無いぞ。傑作たる所以である。あとそれからここまで読んで勘のいい人は分かると思うが、この映画は「欝だ〜〜」なんて言っていて、自分では「人間の底辺をいっている」と思っている人にこそ、観て欲しい映画である。人生観変わりますぜ。この映画をここまで感動作にせしめた理由は、主人公チェ・ミンシクのダメ男演技も去ることながら、やはり何を差し置いてもセシリア・チャンの美貌だろう。「星願 あなたにもういちど」がそうであったように、セシリア・チャンが出てくるだけで観客の心が掻き毟られる。か…可憐過ぎる!!!しかし理由はそれだけではない。ラストシーンを差し置いてまで最も印象に残った件………それは、セシリア・チャンの麗しい声で読み上げられる手紙−ラブ・レター−である。彼女が手紙の中で何度も読み上げる、あの、言葉…あれを聴くたびに涙腺が緩んだ、本当に。
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