子供のお祝い
韓国には日本のような七五三はありませんが、生まれてから100日目(ペギル)と、1歳の誕生日(トルチャンチ)は盛大に祝います。
ペギルは子どもの誕生から100日目を記念し、親戚や近所の人々が集まって、子どもが無事に成長したことをお祝いする日です。
というのも、昔は100日前に、病気で命を落とすことも多くあったので、無事に「100日」を迎えることができたことを感謝し、これからの長寿を祈願する行事です。
トルは子どもが生まれて1年を迎える日です。
トルチャンチは、子どもが生まれて最初の誕生日祝いのことです。
韓国では、街のあちこちに宴会場がありますが、それらの宴会場は、結婚式と並んで、この「トルチャンチ」を行う場所としても使われます。子どもに韓服を着せ、1歳のお披露目をします。
ぺギルもトルチャンチも、家族だけでなく、親戚や、近所の人、友人や同僚など多くの方を招待して祝います。
トルチャンチの朝は、家族全員で、ミヨクグッ(わかめスープ)を飲み、アンパンやテッチョン(板の間)に
ごちそうを並べます。
ごちそうは、主にお餅と果物やお肉・お魚などがふんだんに盛られます。
様々なお餅が飾られますが、それぞれに意味があります。
例えばムジゲトック(虹のお餅)には子どもの夢が虹色のように花咲くことを、お祈りする意味が込められます。
近所の人々はお餅を分け与えられると、子どもの幸福を祈り、そのお皿に祝儀としてお金や玩具をお返しします。
●トルチャビ(トルの占い)
トルチャッチのお祝いで、一番盛り上がるのがトルチャビ(トルの占い)です。
子どもの前に、お米、お金、筆、本、弓、糸などを置いて、何をつかむかで、その子の将来を占うものです。
お米やお金をつかめば将来、財産家になり、筆や本をつかめば、大学者に、弓をつかめば、えらい将軍に、糸をつかめば、長生きをするといわれています。
女の子の場合は、弓の代わりに針を置き、これをつかめば手先が器用になるとされました。
最近では、サッカーボールをつかめば、サッカー選手、コンピューターのマウスをつかめば、エンジニア、
マイクをつかめば、芸能人というような親の願う職業に関連したものを置いたりします。
韓国では、男の子が産まれた家では、玄関に赤い唐辛子を縄でつなげて吊るすという風習がありました。
唐辛子は、韓国で「コチュ」と言いますが、これは、男の子のおちんちんをイメージしたものです。
これを吊るすことによって、近所の人に男の子の誕生を知らせました。


