成年の日
お隣、韓国では、5月の第3月曜日に「成年の日」がありますが、日本のように祝日でもなく、すべての市町村が行うわけでもないようです。
それでも、韓国は儒教の国なので、「冠礼(クァンレ)」と「笄礼(ケレ)」という儒教に基づいた伝統的な成人式があります。
これを5月の第3月曜日に「成年の日」に、二十歳になった若者が行うところもあるようです。
「冠礼(クァンレ)」とは、15歳から20歳までの男子に、サントゥ(成人男性が結い上げていた髷「まげ」)を上げてカッ(黒い薄絹で作った帽子)を被せる成人式です。
「笄礼(ケレ)」とは、15歳を越えた、または結婚を控えた女性の髪を上げて、笄(ピョニ)とういうかんざしを差す成人式です。
むかしは、冠礼と笄礼の儀式を終えることによって、はじめて成人として認められたそうです。
「冠礼(クァンレ)」の儀式を終えないと婚礼することができないという慣習があり、これらの儀式は、
結婚式を控えた日に行われる事が多くなりました。
しかし、こういった儀式は早婚が増えるにつれ、婚礼に吸収されていきました。
階級層しか行っていながったのが、一般民衆にも広がるうちに簡素化されたり、婚礼と同時に冠礼を行うようになり、冠礼の儀式の重要性が次第になくなっていきました。
また、甲後改革以降の端髪令により、強制的に髪を切るようになり、冠礼の儀式を行うために必要な長い髪がなくなり、このような儀式も無くなってしまいました。
ところが、1970年代に入り、冠礼の儀式に似た「成年の儀式」という名前で成人式が登場しました。
1973年には4月20日を「成年の日」と定めましたが、5月が青少年の月だったので1975年から5月6日に変更しました。
1985年から、5月の第3月曜日を「成年の日」としました。
このような伝統儀式は、ずっと残してほしいですよね。


