あいさつ
日本語と韓国語におけるあいさつのしかたは、類似しているものがある。同じあいさつでも、相手が目上か目下か、また場面がフォーマルかインフォーマルかにより、待遇が変わってくる。
しかし、そのあいさつの表現のしかたに違いがでてくる。日本人は、「先日はどうも」「いつもお世話になっています。」と過去のことに対する表現が多い。そうすることが、相手に丁重な態度を示すことになり、円滑な人間関係の確認と維持につながると思っている。
ところが韓国のあいさつは、日本人とは対象的で、その場限りで終わってしまうことが多い。韓国人はその場で感謝やお詫びの気持ちを伝えたら、その後はそのことに何度も言わず、相手への感謝の気持ちを心の中に秘めておくことを礼儀とする。
そのため、日本人が過去のことについて、何度もあいさつを繰り返すことは、水臭いばかりか、時には軽率かつ不誠実、逆に失礼になってしまう。感謝の度重なるあいさつは「もっとして欲しい」という意思表示にとられてしまう。


